社会人になって初のフジロック。なんとかなるもんだね。仕事終わりにそのまま、オレ、宮前、ジンの３人はまっつんの車に拾ってもらい新潟へ向かう。ハードだけど、一ヶ月くらい前から楽しみなことこのうえなかった。途中のSAでぜんのすけカップルと合流して、６人パーティー！３日間お祭りだぜ〜。夜中到着して暗闇の中苦労してテント建てたらビールで乾杯だぜー！ 今年は見たいものが夜中に集中してたことと、非常に天気にも恵まれたこともあって、日中ま〜ったりと過ごしていて、それがまた爽快・快適だったよ。  クソあぢー！！あぢーんだ朝は。あまりの暑さに目が覚める感覚、なつかしいぜ。だらだら準備して気合高めて、さぁ行きますか！と。  朝、高校の同級生でフジに来てるらしい、って奴らを集めて１０人くらいで乾杯！！うわー、最高！マジでビールうめ！！素晴らしきスタートを切る。 これはフジの顔、グリーンステージです。今年のフジはサンボマスターで始まります。通過しつつ横目で見る。普段聞くことはない人らだけど、マジでＭＣが熱くて最高だね。こういう暑苦しいＭＣする奴らが一発目だと上がるよな〜。  オレたちの一発目はFIELD OF HEAVENの渋さ知らズオーケストラ。フジロックで見て以来大好きなお祭り集団、今回も一発目にふさわしい大盛り上がり。むしろ渋さの時点で体力を使っちまったって位楽しかったッス。街を歩いていたらただの浮浪者な（実際オアシスエリアを歩いていた彼はただの乞食だった）バンドマスター不破さんがマジでかっけ。大所帯バンドを引っ張っていく指揮っぷりがかっけ。しょっぱなからぶっ飛んですでに満足。  その後、夕方まで特に見るもんがねぇ、てことでフジの最強スペースのひとつである川『ところ天国』にてマッタリ。酒、メシ、昼寝、隣のWHITE STAGEから流れてくるライブ音。最強。 オレはその後友達と約束があったので離脱、今年で解散だというKEMURIをグリーンで眺める。なつかしいなぁ、高校の時聴いたなぁ。友達と苗場食堂でまったりといろいろと話をしつつ、別れる。皆と合流してＯＣＳだ。  やべー、OCEAN COLOUR SCENEだよ。すげうれしい。一発目「The Riverboat Song」で吹っ飛ぶ。やっぱりサイモンの兄貴のいぶし銀ボイスとスティーブの兄貴のＵＫ王道ギターは最高。「The Day We Caught The Train」での大合唱「Oh Lala Oh Lala♪」は感無量。死んだ。 その後はMUSE。まっつんとジンのメイン。４回目ともなるが相変わらず音が凄まじい。笑っちゃうからね、「ありえ〜ん」つって。３人でこの音を出してるってのが信じられんね。楽曲も一通り揃った感があるね、ライブはもはや円熟の完成度。それから念願の初「Feeling Good」聴けてうれしかった。  酒とメシをオアシスエリアでがっつりチャージ。これから行く奴はフジのレイブイベント「オールナイトフジ」。夜なのに暖かい。例年はけっこうガチガチに寒かった印象だけど、今年はいい感じだ。オレンジコートに向かう途中にWHITE STAGEのトリを努めていたGROOVE ARMADAにぶっ飛ぶ。「んだコレ、超かっけぇ！！」急遽参加。こういう発見も醍醐味のひとつだよな。写真はFIELD OF HEAVENに夜出現するキャンドル。ヘブンは夜すごく雰囲気いいんだよな。  フジの一番奥にあるオレンジコート。目当てはTIM DELUXE！！しかーしなんたることか、ティムさん、自分の曲を１曲しか回さなかった。なぜ・・・もったいない。。。orz しかも全体的にあげる感じではなく、あんまりひねりのないトラックそのまま流すこと多く正直あんまおもしろくなかった。うーん、不完全燃焼・・・と思いきや対照的にその後の大沢伸一がムチャクチャ上げてきた。予想外に良かった。 ３時過ぎ位に宮前と引き上げますか、とテントへ。足いてー。ゆっくり歩いて帰るとなんとオレンジコートからテントまで１時間半もかかりますた。白んでいく空を見上げ、就寝。オヤスミ。  クソあぢー！！あぢーんだ朝は。あまりの暑さに目が覚める感覚、一日ぶりだぜ。オレとまっつんは超だらだらモード。グダグダにテント前でまったりして、苗場に下りて温泉入って、ビール飲みながらメシ喰って。このぐだり感がイイね。  この日、深夜レッドマーキーまでにちゃんと見たアクトはなんと一組だけ。それがこのKULA SHAKER。彼らだけは何が何でもはずせない！オレの中の大好きバンド群筆頭に名を連ねるバンドのひとつなのだ。 登場時、まっつんが「ハ、ハゲてる〜」というので見てみたら確かにスキンが約一名。「そうか・・・アロンザさん（当時からフロンティアがキテたベースの人）ついにつるっぱげちまったか・・・」と思いきやドラムセットに座るではないか！おい、おまえ１０年前はフサフサだったやんけ！！しかしオレは彼の超かっこいいドラムからかなーり影響を受けたのですよ。 ライブはやはり圧巻。全員最強。一曲目が「Hey Dude」なもんでいきなりもってかれる。「Tattva」も「Govinda」も「303」も最強。「Hush」はやっぱりクソ上がる。「Grateful When You're Dead」やってくれなかったけど、新譜の「Great Dictator」がそういう位置づけになってくのかなぁ〜と思うほどかっこよかった。  川でまったりし、アヴァロンへ。出演者もゆるいのばっかり、使用電気もすべてバイオエネルギーでまかなうという究極のエコステージ。ここでもぐだる。メシ喰ってテント戻って、夜はなげーしってことでとりあえず仮眠。夜９時半くらいに一回起きるものの、まだ時間あるべとか言って二度寝したら１０時半！やべぇぇーー寝すぎた！ぜんのすけが「いかねーの？」つって起こしにこなかったら一生後悔するとこでした。  深夜レッドマーキーのダンスステージ。人多すぎてウザイ。まぁでもそれもわかるこのメンツの並び。SPACE COWBOY⇒SIMIAN MOBILE DISCO⇒石野卓球⇒JUSTICE⇒TEENAGE BAD GIRLという垂涎のメンツ。 しかし一発目にしてメインかもしれないスペースカウボーイことおスペさんがやってくれた。何かタイミングあわねーなぁ音しょぼいなぁおかしいなぁ・・・と思っていたら、やはり機材トラブルだったみたいで最低のアクトに。しかも次のシミアンが本当っっっに素晴らしかっただけに彼はかなり辛い評価を浴びることになってしまいました。  圧巻はJUSTICE。去年の朝霧も良かったが、その後アルバムを出しノリにノッている彼らは更に上をゆく。こっちも聞き込んでるしね。鈍器で殴られる感じの音が畳み掛けてくる。なんつー音を出すんだ。でも「D.A.N.C.E.」でミラーボールが回りだして大合唱になった時は、涙が出そうになった。 JUSTICE終わってテントへＧＯ。テントに戻ると前日と同じく、もう空が明るくなっていた。疲れた・・・が最高だ。  クソあぢー！！あぢーんだ朝は。あまりの暑さに目が覚める感覚、昨日ぶりだぜ。もう３日目、一瞬で最終日。楽しい時間ってのは本当にあっというまだよな。 今まであまりにもうまくいき過ぎていた天気だったが、この日は昼過ぎくらいに結構雨が降った・・・とはいっても一時的なもんだったんで全く問題なかったけどね。  最終日はけっこう忙しい。明け方就寝にも関わらず一発目のSoil & "Pimp" Sessionsははずせないよなぁ〜と無理やり頑張って起きる。ちょっと遅刻しちゃったけどね。彼らのなりあがり方は凄い。クラブあがりのジャズバンドという異色の出自でありながらここ１，２年で知名度と人気を爆発的に上げてきた。今回もフジ最大のステージであるグリーンステージをものともしないステージアクト。朝一からのらせてくれるぜ。  ところ天国でところバーガー！これが肉ジューシーで旨いのよ！そしてYoleYole見るためにアヴァロン向かうも間に合わず。のぐっちゃなんかとここで待ち合わせしつつ朝からビール今日も飲みまくってるぜ〜。やばいね。芝が斜面になってるので、気持ちよく昼寝。母さん、今日も苗場は平和です。  toe を見にWHITE STAGEへ。３年程前まではdownyと一緒に対バンをよくしていたため、当時はよくライブを見た。相変わらずドラムの彼の手さばきが半端じゃない。エモーショナルなギターが超かっこいい。基本彼らはボーカル曲がないので、プレイだけでグッとくるってのは素晴らしいライブをしている証だよな。 時間を置いてクラムボン。「しゃぼん玉って雨でも飛ぶんだね・・」とかいうミトの陶酔ＭＣに萎え、一曲目が何故かミトのボーカル曲だったことに萎え、ミトの気持ち悪さに萎えた。他の２人は大好きだし曲は光ってるんだけどなぁ。。。勿体無い。  バトルズ蹴って東京スカパラダイスオーケストラ。最後だし踊りたい気分だから！ライジングサンでも２年前フジでもなんだかんだ凄く楽しかったから。まぁ、祭だよな。 そしてThe Chemical Brothers！！見るの２回目、前回フジで見た時は一曲目が「Hey Boy Hey Girl」で盛り上がったもんだが、今回は一曲目予想外の「Galvanize」でやはり興奮。新譜のトラックは凄く映えることがよくわかった。トラックも勿論だが、映像も相変わらずむちゃくちゃかっこ良かったッス。  あぁ、終わってもーた。え、３日間もやってなくね？一瞬すぎね？と思って、ひとつひとつ辿ってみると確かに３日間めいっぱい楽しんでいるわけで。ま、そういうもんだよな。来年も出来れば参加して、みんなでビール片手に笑顔で音楽に浸りたいもんですわ！音楽好きで良かったーーー！！ |
