熱き男、キム21日

今日は恒例になりつつあるなーんもしないデー。昼まで寝て、というか前日の万里ウォークで疲れすぎて足痛いし昼までぐったりだ。体力のなさを痛感するぜ。しかしドミトリー4人部屋、今日はオレ以外みんなチェックアウトしてしまったため一人で快適だ。ぐーたら寝て腹減ったら起きて胡同をぶらつき何か買って食べる。部屋戻ってだらだら本読んだりして夕飯時にまた食堂に行ってメシを食う。うーむ、贅沢だ。というかただ単に疲れてるだけか。

夕飯から帰ってくると同居人が入室してきた。ソウルからやってきたキム27歳。彼はビールをおごってくれた、なんて熱い男なんだ。二人で飲みを展開したよ。彼は北京に留学中の彼女に呼ばれてやってきたらしいが、「めんどくさいし寒いの苦手だから大変」と愚痴をこぼしていた。SE職についてるわけだが、今まわりは就活中なんだけど旅したくなって来ちゃった、っていうと「絶対いいことだよ、間違っちゃない」と言ってくれた。うれしい奴だ。色々語り合ったよ、熱い男だったな。



雪の北京22日

翌朝、五泊した遠東ユースホステルに別れを告げる。せっかくだから今日は違う街に行ってみようと思う。北京拠点で他の観光地なんかを見に行ってもいいけど、ここは敢えて違う街を訪れる方を選択しよう。フロントでチェックアウトを済まし、何か寒いなぁーと思って外を見ると・・・雪やんけ!!内陸部ゆえほとんど雨の降らない北京であるが、雪にめぐり合えたオレは何てレアなんだ。異国の街で雪を拝めるなんて素晴らしいじゃないか。あちぃ!!しかし、さみぃ!!寒さに関しては恐らくこの旅行程中マックスの日。ずっとマイナスだったと思われる。

地下鉄を利用して北京駅に向かう。ここからは中国あらゆる場所に向かって長距離電車が出ていて、駅前は人でごった返している。中国語の怒号が飛び交う。これぞ中国、恐ろしき中国。特に主だった見所はなさそうだけど、名前的に知っているのと比較的近くて時間もそんなにとらないかなということで、天津に行くことにする。荷物検査を通過し駅構内に入る。外国人は外国人専用切符売場に行かなくちゃいけないみたいだ。しかしここのおばちゃんが凄まじき恐ろしさ。外国人専用なんだからせめて断片的な英語くらいわかってくれ。逆切れされても・・・困ります。まぁなんとか買えたから良かったけどさ。