聖なる島へ
途中無理矢理乗車の気まずさを漂わせながら、砂漠ロードをひた走り、アスワンハイダムに立ち寄り、なんとかイシス神殿に到着する。対岸からフェリーで向かうこと約１０分、見えてきたぞ凄い島が。オシリス神の島であり、イシス神がホルス神を生んだという神話が残っていて、古代エジプトでは聖なる島として崇められていたという。小さな島で、３０分もあれば島全体の神殿をまわることができる。しかし、神秘的だなぁ。そもそも小さな島の上に神殿があるということが神秘性を増している。ここで暮らした神官は、ずっとここで神殿と海を眺めていたんだよな・・・。
↑レリーフ
アスワンでゆったり
１９，２０日夕方近くなって無事アスワンに戻ってきた。そこで遅ーい昼食を食べる。トマト煮込みのチキンをごはんにかけて食べるという、何とも美味い料理だった。エジプト料理、オレ嫌いじゃないぞ。その後はすさまじき疲労のため昼から夜中まで爆睡・・・まぁいいべ、個人旅行だもん、好きにさせてくれ。翌日もアスワンでだらだら過ごしてやる予定だ。
翌日、案の定だらだら過ごす。寝て散歩してメシ食って寝る。昼過ぎに約束していたムスタファと会う。時間通り行ったオレらは、やっぱ来ないよなぁ・・って公園でまったりしてたら、２時間経っていきなり現れた。「イェー」とか言って。遅ぇよ！って言うと、「何で？」。・・・うーむ。そうか、ここは時間がゆっくり流れるアスワン。分刻みの電車に普段乗ってるオレたち日本人とは違うんだなぁ・・・、って実感した。その後、スークにでかける。スークというのは市場のこと。お土産なんかを安く買える。値段は決まっちゃいない、つまり交渉性。これがめんどくさかったり楽しかったりなわけだが、まぁ基本的にめんどくさい。でもこういう文化なんだよな。郷に入っては・・だ！関西人のきぐっさんが巧いんだわまた。
さらに一日のーんびり散歩したりメシ食ったり飲んだりして、自堕落に過ごした。楽しすぎる、こういう異国の地で飲む酒ってマジで美味い。よーし、明日はルクソールだ！
