列車でカイロへ 23日

一日かけて列車の旅。エジプトの景色はいいわー。意外なことに緑でいっぱいなんだよね、結構。先入観って怖いと思う。エジプトの先入観はこの旅でことごとく覆されて、でもそうであるが故に、すごく理解しようとしている俺がいる。これってすごく大事なことだよな。そんなことを考えながら車窓から外を眺める。ずーっと畑仕事だけして、崩れた家に住んで・・こんな生活してるんだなぁって人がたくさん。駅も無人駅ばかりだし。日本とはあまりにもかけ離れた風景に眩暈。違う世界だここは。

夜、久しぶりにカイロに戻ってきた!相変わらず車のクラクションだらけの街だけど、この喧騒も少しなつかしい感じがするよ。もう暴走タクシーにもおののかないぜ。相変わらず凄まじい運転だったけど。値切るだけ値切って、なつかしのホテルイスマイリアへ。兄弟がオレたちのことを覚えていてくれて良かった。歓迎してくれたよ。で、なーんとアブシンベルツアーで一緒だった女の子二人組が偶然ホテルにいた。はは、使うんだなぁ同じようなとこを。この2人、島さんと岸本さん、女の子だけど旅猛者。オレたちなんかよりも全然猛者。彼女たちはトルコからエジプトまで下ってきたらしい。すげーね。



第4の街 24日

現地を終日フルに動けるのも残すところあと2日となった。カイロでその時間を潰すならいっそのこと、ということで急遽アレキサンドリアという街に行くことに決定。そうと決まったら出発!・・・今日は何だか警官が街に多いな。後で聞いた話によると、デモがあったらしい。エジプシャンもデモとかするんだな。何度も道を間違え迷いながらも何とかバスターミナルにたどり着く。途中親切に道を教えてくれたおっちゃんに感謝。交通費、やっぱり安いわ。3時間強の移動が300円くらいで出来ちゃうんだから。

軍服の誇り高きじいさんが乗るバスを親身に教えてくれる。優しい人はホント優しいんだけどなぁ〜。バスは市街を抜け砂漠に入る。砂漠といっても、砂丘の中を四駆で走っているわけではなく、砂や石や岩がゴロゴロしたような中に一本だけ幹線道路が通っていてそこを走る。バス内で飲み物を売っているお姉さんが無茶苦茶かわいい〜。でも睡眠薬泥棒が怖い俺たちは敢えて買わない!

昼過ぎ、アレキサンドリアに到着!!あぁー、いい感じだ!これは、そう海の街に生きるオレにはわかる同質の香り。海の匂いだ。かなり栄えていて人々はおしゃれな人なんかも多い。日本でいう渋谷みたいな位置づけなのかもなぁ。街の雰囲気はどこか穏やか、カラッと気持ち良い太陽の恵みと海の優しさを目いっぱいに受けた地中海の街、アレキサンドリア。

旅の初期の方に鈴木君にいいよ!って言われてた安ホテルに行ってみる。うれしいことに最上階の海側の部屋を用意してくれた。絶っ景ーーーーー!!地中海とアレキサンドリアの街が一望できるんです。しかも窓から下の階の屋根に降りれたりなんかもしちゃったりして。今ここにいる幸せを噛み締めてしまう。思わずきぐっさんと抱擁したよ!テンション上がるね!

↑部屋から

最後は豪華に!

もう旅も佳境で何かせっかくだからうまいもんガッツリ食いたいなって話で、今日の夕飯は豪華に行くぞ!海沿いのレストランでビール飲みまくり、メシ食いまくり。イカがおいしい!!カラマリ、というんだ、イカは。あぁ最強、なんとまぁ贅沢だわ。

しかし800円。