ハーン・ハリーリ 25日

アレキサンドリアに別れを告げ、一路カイロに向かう。明日は帰国する日なので、今日は買物デーにしませう。ハーン・ハリーリとはエジプトが誇る巨大市場。大体の場所しか知らなく適等に見当をつけて歩いていったのだが、見た瞬間あぁここだ、と分かるほどの活気の良さ。ここで友達や家族への土産を一通り買って、宿に戻る。くたくただ。この毎日の濃さといったらなんだ。



みんなで帰国! 26,27,28日

早朝5時半目が覚める。きぐっさんは寝ている。ホントによく寝る人だ。心なしか今日の風景は寂しく見える。いつもと変わらない熱い一日がここカイロでは始まろうとしているというのにだ。多くの出会いと多くの経験をビギナーなりに重ねた半月間であった。大変だったけど楽しかったなぁ。

朝飯を食べていると、同じ宿に泊まっていた数人の日本人と仲良くなる。みんな今日のアエロの便で帰るそうだ。飛行機の時間は夜であるためそれまでサッカーでもして時間をつぶそうということになり、エジプシャンの若者を巻き込んで皆でサッカーをする。正直文化部代表のオレにはきつかったぜ。疲れた。その後コクテールを飲みメシを食らい、皆で空港に向かった。最後の日にもいい友人ができて良かった。

夜中の便でカイロを出発する。相変わらずオレンジの街だ。来る時は緊張と期待でいっぱいだったが、今は安堵と感傷でいっぱいだ。嫌な思い出なんてもうすでに笑い話だよホント。疲れが押し寄せるように爆睡し、翌朝モスクワ空港に到着。ここで10時間の待ち合わせがあり、それの大部分を宿で一緒だったみんなと大貧民大会でつぶす。そしてついに日本に帰国だ。

・・・久しぶりに見る日本。表記が日本語だよ!!って当たり前なんだけど。電車に揺られているともう外では桜が咲いている。いや、むしろ終わりかけている木もあるみたいだ。そうか、時はどこの国でも同じように流れてるんだよな。ちょっと感傷的な気分になるな。横浜駅で皆と別れ、しばし二人でボーっとする。帰ってきたんだな。




うん、そりゃ大変だったさ、ビギナーだしね。でも楽しかった。ホントにいい経験した。とりあえず行ってみて良かったと心の底から思ってる。正直、海外旅行なんてめんどくさいってずっと思ってたけど、今回の旅、行ってみて価値観が変わった。

旅、っていいもんだな。