いろんなバブ

さらばキリンディー、カップルの車で保護区を後にする。本来客はオレたちなんだが、もはやオレたちが彼らのデートを邪魔しているみたいで申し訳ない気持ちだ。

砂埃ロードをひた走る。途中途中で道端に止まって給油するんだが、なんとこの車、ガソリンが後ろのトランクに備え付けた小さいポリ容器に入れて積んであって、手作りポンプ式の給油法だ。ウケる。ちょっとずつちょっとずつ足していくんだな。保護区を抜けしばらく進むと段々バオバブの原生林が目につくようになってくる。ここらで一番樹齢があるという大きなバオバブ〜♪二本の幹が絡み合っている「愛し合うバオバブ」ラブバブ〜♪そして、ボーイバオバブとガールバオバブ〜♪これは、いわゆる性器の形に似てる二本のバオバブについている愛称なのだが、ここでマダガスカル淫語をマスターしている我々は、「リッティーバブ〜♪」「ラカータバブ〜♪」と喜んでいると、ドライバー彼女のツボにモロ入ったらしく爆笑をかう。下ネタはやはり万国共通だ。

↑ガソリン補給中

↑ラブバブ〜♪



バオバブ街道

そして陽が沈むいい感じの時間帯にバオバブ街道に到着。ここは圧巻だ。時間が少しあったので近くの村まで歩いていったり数年間放置されているであろうブルドーザーでシュールな写真撮ったりしていよいよサンセット。

大地に沈む夕陽。日本では想像し得ない形状、バオバブのシルエット。本当に別惑星のようだ。砂塵舞う赤い大地に突き出るバオバブ。これを見るためにここまで来たんだ、奮えるぜ。

↑静かに燃える風景

↑家路


夜、宿に無事到着。さすがに疲れたなぁ。シャワーを浴びたら金ほとんど残ってないのにビールをガブガブ飲んで寝る。グッドナイト。