社会人になったって関係ねぇ。6月くらいにやるはずだったツーリング、洞さんの色事でゴタゴタしたせいで7月まで伸びてしまったが、やるときはやるぜ!7月16、17日で富士山方面に行ってきました!今回はオレ、まっつん、洞さん、安西、サスガ、林、そして林の彼女さとこちゃん、と最多人数7人クッソあちい。バイクも最多タイの6台であります。

いつもの如く松平家裏のセブンイレブンで待ち合わせ。「はよーっす」「うぃーっす」「メシ食った?」「金おろすわ」「で、どこ行く?」いつもの会話。行き先はその場で決めるこのアバウトさ。しかし学生を脱して忙しさを感じている毎日、こういう「ゆるさ」はいつまでも持ち続けていたいな。

サスガタンは腹を下しまくりのやはりシッパイマンさん。気圧変化で圧迫されて出ちゃうんじゃね?と懸念したものの、行き先は富士山に決定!

「んまぁとりあえず246を西ってことで」。アバウトマンセー。
今回は天気に恵まれませんでした。それはやっぱり究極の晴れ女ジンがいなかったからか!?早速秦野付近で相当な雨に降られ、テンション落ちる。サスガ「林の家を目的地にしよう」。一同傾きかけたその時、なんとなく雨が止みだす。まぁとりあえず進むか、となり出発!

バイクを連ねて走るのは楽しい!んだけど全体的に車が多く、スピードを出しまくることはあまりなかったね。3連休だからか、いつも以上に車が多かったのかもしれないな。
静岡に入るあたりの道はかなり空いていて楽しく走れたね。さとこちゃんが凄く楽しそうにしていたのが印象的だったよ。なんというか、バイクって一歩間違えたらオタクじゃないですか。いかにラフにバイク乗るか、ってのはひとつのポイントなんですよ、オレ的に。ビーサンでバイクに乗るまっつんとかはある意味バッチリなわけよ。マジェは終わってるけどね。オレはアメリカン乗ってるけど、いかにもな感じで革ジャンとか着ちゃって乗るとかもう圧倒的NGなわけ。スタイリッシュなアメリカン乗りが良いわけ。だからさとこちゃんが少しも変な顔せずに本当に楽しそうにしてるのは嬉しいわけよ。ま、ツーリング行くぞ〜!っていってドン引きするような女の子ならそもそも林と付き合えないだろうけどね。

さーて、道の駅にて休憩するべ。
富士の山並みをバックに一枚。う〜む、かっこいいね。でもやっぱオレのバイクが一番かっこいいね。今回は林がいたのでアメリカンが二台、でも並べてみると全然違うんだよね、形は。林のドラッグスターはまさにアメリカンって感じで車体が低く横幅もあって男臭い。オレのスティードは車体が高めで(アメリカンにしては、だけど)フォルムが流れるような美しい感じ。アメリカンにしても趣味が分かれるところでおもしろいな。

バイクが並んでいると、やっぱり目立つわけっすよ。人々の羨望の眼差しも(多分)なかなか熱ぃね。

目指すは富士の五合目。道を右折すると、安西さんだけ直進してしまい、そのまま彼は帰らぬ人となった。
富士の前に腹ごしらえってことで、奥まったところにある民家を改造したような、超隠れ家的蕎麦屋を発見!もう店を見た瞬間ここに入らずして何を食う!ってくらい雰囲気があったのね。地方に行くと何故か蕎麦って食いたくなるよな。バイクを停めて、散々並んで待ってやっとありつけました。

オレのこれは鴨蕎麦。旨そうでしょ。天麩羅蕎麦も相当旨そうだったけど、そば湯をこのコッテリ鴨汁に入れるってのを考えると、これも最高だ。いやぁ、まさに期待を裏切らない旨さ!そして毎回恒例の昼飯後の会話!


「あー、ねみぃ…」
そこを奮い立たせて富士を上り始める。6台連ねて山道に差し掛かる。まずは自衛隊の演習場。日本国の暗黙の了解、触れたくても触れることの出来ない領域、自衛隊演習場。その真横を走っていると、電光掲示板に凄い情報が!

「射撃中」

ちょまてーい!そんなん出たところでオレたちどうしようもないし!流れ弾来ても死にますから!
山道でオレと林の400ccバイクはその真価を発揮する。山道でもグイグイスピードを出してゆく。パワー不足で置いてけぼりを食らう洞澤バイクCD250U!このバイクはインドを旅していたときにいたるところで見た、もはや途上国のためにあるバイクだ。ガソリン不足か謎の理由で止まり置いてけぼりを食らう安西バイクTW!ハリボテ松平バイクマジェ!サスガの下痢!

やっぱりバイクは400ccですたい。


天気が悪いため、富士五合目までの道のりは凄まじいまでの濃霧。三、四合目あたりは前数メートル先がもう見えないんだな。非常にスリリングでエキサイティングだ。そしてしばらく走ると段々明るくなってきた。空の上は晴れているんだ・・・!
ドドーン。富士山だ。神々しいね。
やはり近くで見ると迫力は凄いね。日本一なだけのことはある。ゴミが多すぎて世界遺産に登録してもらえなかったというのは有名な話だが、この山はやっぱり日本の誇りだな!

富士山は登山客で結構混んでいた。今は山開きの時期だからね。そうか、去年まっつんとこの山に登ってから1年経ってしまったんだな(富士登山記参照)。富士と霧雲を眺めながら五合目でまーったり。
富士山から見える風景というのはやっぱりとても神秘的で、今回は下界は厚い霧で見えなかったんだけど、それでも霧が迫り来る雰囲気や、一瞬の切れ間から見える青空とか、見応えがあったな。

さーて、今日の宿を探しに行くかー。御殿場か山中湖か、って何も決めてないので、そこから議論スタート。以外に山中湖の近くまで来てるっぽいぞと、せっかくならってことで山中湖側へ決定!

一気に山を下り、山中湖へ。観光案内所で民宿を紹介してもらい向かうと、まさに民宿オブザ民宿。これぞ民宿。玄関を開けると、かわいらしい赤ちゃんがハイハイしながら迎えてくれる。ずいぶん若い管理人さんだなぁ〜とか言いつつ、部屋へ。古いけど、雰囲気あるし窓からは湖が見える!文句なし!

荷物を置いたらグダグダに。「5時になったら散歩しよう」と、3分前に話してるグダグダ感。立つのがめんどくさいのよ・・・。とりあえず散歩だ。馬鹿な話をしながら歩く。ここではこんなおもしろいものを見つけましたよ。
これは一見ボーリングをしているように見えて、実はバックから犯されているようにも見えないか!?

どんだけ興奮させてくれるボーリング場なんだ。

ギャー付自転車。

どんだけ恐ろしいことが起こるんだ。
そして毎回恒例の温泉!

今回も民宿のおばちゃんにいい感じの温泉を教えてもらい、即決で向かう。うーん、やはり裸の付き合いはいいですなぁ。むちゃくちゃ混んでて、シャワー使うのにも並ばなければならず「修学旅行じゃないんだから…」と言いつつもやっぱ温泉は最高!

その後はみんなで飲み屋で宴会。昔話から今の話まで、あんな話やこんな話。もうとにかく笑った笑った。全員腹抱えながらひたすら笑ったわ。あの頃はいつ何時でも臨戦態勢だったよな、と。Everyting is Bokki だったわけですよ。馬鹿な話でどこまでも盛り上がれるってのは最高だよな。

その後は部屋で飲みなおし。もう全員いい感じに酔っ払いながらも寝る間を惜しんで(松平速攻撃沈)、いつまでも夜を愉しんでいました。
眠い目をこすってさぁ2日目!しかしなんとかもってくれた天気もこの日は崩れた。意味のわからない「雨具を持参しない美学」を持っているとしか思えない安西は悲惨だった。寒空の雨の下、Tシャツ一枚。ある意味神。雨の中を走るのは・・・悪かないけど、そりゃーやっぱ晴れてた方がいいわ!

御殿場を通ったので、せっかくだからってことで御殿場アウトレットへ。普段は完全に寝巻き扱いであるウイスキーのTシャツ着てフェラガモとかD&Gとか入るのは気が引けたね。入ったけどね。オレが店員だったら素直に嫌だね。ひとしきり楽しんで、ボチボチ藤沢に向かいますか、と。
途中で立ち寄った道の駅では、出店というか、軽くイベントをやっていて、色々買い食いする。鮎の塩焼きは今だから言える、少し生っぽく、ぬるかった。もうしめる寸前だったらしくて、色々安くしてくれた。バイクを降りてみんなで焼きモロコシを食ったりしたのも、また素敵な思い出ですな。
道の駅からの風景。なかなかなごみますな。

帰りは散々だったなぁ。雨は強さを増すし、有名ラーメン店はあと数分早ければ入れた、ってとこで閉まるしな。でも何かラーメン食いたいよな、でもはじめとか松壱まで行くノリではないよな、ってことで通り道でもあった「まつり家」へ。吉村家の姉妹店で、昔たまにまっつんと出入りしてたが久しぶりに食う。クソ旨し。


次は夏のカラッと晴れた空の下、風受けて走りたいよな!って話しながら帰路につく。あ〜、楽しかった。ま、つまんないわけはないんだけどね、このメンバーでツーリングですもの。