オレ、洞さん、門さんの通称『浜飲み』から生まれた、箱根へ行きませう企画。ひょんなことからピロコとまっつんが加わり、そんならバイクでしょ!!ってことでツーリングです。しかしここで問題が!オレたちのツーリングは、ビッグスクーター枠ひとつしかないのに今回2台ある!計画自体が中止の危機にさらされたものの、まぁ黄門様(オレ様のスティード)と、助さん格さんということでいんじゃね?となり10月21日決行!温泉じゃー。

車検とカスタムのため預けていたバイク屋に行くと、店がしまっとるじゃないですか!何分たっても親父は現れない。まさか、ここへきてチャリで峠攻めですか。きついっすわ〜。1時間経ちやーっと親父が来た。皆を待たせつつもなんとか合流。。。しゅまん。

しかしとりあえずオレの生まれ変わったバイクを見よ!!ハンドル変えたのよ!うーん、やっぱかっけ〜。美しい。
134号線から順当に1号線を進み、小田原へ。ここで、ビール蔵に立ち寄る。箱根地ビールなるものが売っていて、地ビーラーのオレとしては「これは買うべきだろ!」と主張したものの、「どこの売店にでも売ってるし、一度冷やしたのをまた冷やすのはNG」とのサントリー社員のもっともらしい説得に屈してあえなく断念。しかし箱根ビール、この旅二度とお目にかかることはなかった。チーン。

以前も寄った店で魚の定食を。読書トークにて、いろんなおすすめの本を全て読もうとしたレイプ洞澤は、欲張りすぎて本のタイトルがごっちゃになってしまった。村山由佳のタイトルも完全に混ざって、「おいしい天使のいれ方」なるものに。。。

食べてる最中は「以前寄った時はまったりして帰りたくなっちゃったんだよねー」と笑い話。食べた後はまったりしすぎて「だりー。帰りますか」とまったく進歩のないオレたちだな。

写真はまっつん。キモス。
「んだよ女乗せてツーリングしやがって、チャラい奴らめ」的な視線もむしろ心地いいね。楽しくてスマン!運転してる奴も、後ろ乗ってる奴も、みんな楽しければOKだね!!箱根は旧道から攻める。しかしこっちの道がまた、急なカーブと同時に勾配もきつい鬼のねじれ。オレ一回カーブで道にバイクこすりつけて門っさん振り落としそうになったからね。

高度に反比例して気温はグッと下がってきたので上を着込んで、かなりツーリングらしさが増してきた。山を走るときは、木々の切れ間から見える下界が最高だよな。

気持ちいーね♪(洞澤風)
大観山の頂上へ。かの日本画の巨匠、横山大観が愛したがゆえに付いた名前だ。ここは日本景観100選にも名を連ね、富士山に山々、芦ノ湖を見渡せる場所なんだが、いっつも霧に覆われててなかなかその景観を見ることができない。今回も霧に覆われていました。

「最後にあそこに着いた奴が写真撮る係〜」とかいって全員で疾走するあたりまだまだオレたちも若いな。でも「まだまだ若いな」とか言っちゃうあたり、オレたちも年取ったな。

うーん、バイク並べるとかっこいいね。でも2台マジェだから9割減だね。
大観山ではDUCATIのイベントをやっていて、やたらDUCATIが多かった。イタリアのバイクだっけ??どんなイベントだったのかはまったくもって不明。その後芦ノ湖に下りて、土産物屋でまったりしたり、饅頭食べたりするのはド定番だよな。関所は金とる割には外からでも十分見える内容でご苦労なこってす。でも前来たときよりもだいぶ関所は復元されていて、もう少しだなって感じ。

芦ノ湖でまったり話しているも、段々暗くなってきて、そろそろ宿に行くかな!酒を買い込んで、宿へGO!!夜の山道を走り抜けて、箱根高原ホテルへチェックイン。廊下の床が低反発素材でバランス感覚が狂うわ〜。

夕飯前には温泉に入っておきたいよな!!


ガラガラガラ・・・

むぉ!!なんて見晴らしのいい風呂なんだ!富士山も、周囲の山々も、芦ノ湖も、すべてが見渡せる・・・・・絵が描いてある〜

わーい。
夕飯の量が半端ないのなんのって、もう腹いっぱい。。。でもひと段落したら宴会開始!やっぱプレミアムモルツは美味いねー、サントリーひいきするわけじゃないけどこのビールはマジで美味い。くだらない話ばかりだけどね、何でこんなに楽しいのだろう。やっぱ仲間と飲む酒が一番だな!ピロコが泣き出したりして楽しい夜は更けていくね。時が経つのはベリー早し。
朝風呂に入ったら、朝から夕焼けが見れて得した気分だ・・・なわけがないだろう。こっちの風呂の絵もなかなかテンションを下げてくれます。朝飯はバイキングで、和食を食べた後に、第二部として洋食を。ガッツリ!

そして朝から大事件勃発!!
門っさんがTシャツをトイレに落としますた。チーン、ご愁傷様です。彼女は人間大涌谷になってしまいました。「近づくんじゃねぇ!」とあしらわれても開き直る彼女はたいしたもんです。
朝の光が気持ちいい。チェックアウトしたら、記念写真を撮ったらバイクをふかして出発だ。とりあえず仙石原にでも行ってみるかな。箱根には何度も来てるけど、この仙石原には全然行ったことがない。今がちょうど見頃とのことだが、どうなんでしょう??
そして予想に反してこの仙石原がかなり良かった。背丈よりも高いススキが一面に広がっていて、それをかき分けながら進んでいくと、たまにぽっかり開けた場所があって、そこから振り返って眺める風景がまた心を震わせるんだ。その黄金色の揺れる穂を見つめていると、日々の喧騒や様々な人間の営みがはるか遠いものに思えてくるから不思議だ。

しかしTシャツの人はあまりいなかった。ましてやTシャツでバイクに乗っているのはオレだけだった。
よもぎソフトなるものを食べ、目指すは大涌谷。しかしとんでもない渋滞!こりゃー混みすぎだろ、パスするか、となる。こんだけ苦労して行って食べるゲロまずい黒卵に価値はあるのか?それよりも走りたいよな!と。人間大涌谷はもういるしな!ということで、芦ノ湖をぐるっと迂回しながら箱根の山道を走る。

ド定番の団子を食べながら、話すトークは「メールに絵文字は使うか」「彼氏彼女にどこまで許せるか」。激論白熱。しかしそうこうしてると、なんと雨が降ってきた!ギャー、どんだけ雨男なんだオレたちは。ジンがいないと絶対雨が降る。天気予報が晴れでも雨が降る。ジンがいると、天気予報が雨でも晴れるってのに。

箱根を降りることに決定!
ということで箱根をくだり藤沢を目指すものの、どんどん雨足は強くなってきて、プラス渋滞というバイク泣かせコンボ。たまらずガストで休憩したら、学祭の打ち上げと思われる中学生の団体がドドッと入ってきて、彼らを眺めながらなつかしさに浸る。しかし会話は「あの子中学生の割には大人っぽくね?」「あの子中学生の割には胸でかくね?」「あの子中学生の割にはおしゃれじゃね?」。

そしてラストはやっぱりはじめ。もうツーリング=はじめ、この図式が出来上がってるわ。店内がちょっとリニューアルされてて笑った。皆でつけめんをすすり、麺と旅の終わりをかみしめる。あー、うまい。。。


名残惜しさを持ちつつ「解散!」の一声がなかなか言えない。それは勿論楽しかった証拠。だからこそ笑顔で家に帰ろう、今夜はきっと天使のように素敵な夢を見れるはずだ。