2002 BEST SINGLE
『Dreaming of you』
THE CORAL
『God Put Up Smile Upon Your Face』
COLDPLAY
『Film Maker』
THE COOPER TEMPLE CLAUSE
いぶし銀にして良メロ、キャッチーにしてマニアック、コーラルが放つ珠玉の一曲。
コールドプレイは全部いいので迷ったけど、個人的に大好きなこの曲。
一撃必殺のリフが聴く者の心をとらえて離さない、ボーカルの勢いも○。
『The Hindu Times』
OASIS
『Pounding』
DOVES
往年の彼らに比肩する、オアシス節満載のガッツリしたロック。これを待っていた。
ギターソロのカッティングとその後の煌びやかな鍵盤に超鳥肌。センス良すぎ。





2002 ALBUM TOP 15
1位  『The Coral』 THE CORAL
2002年はなんつっても超絶新人当たり年。ということで豊作揃いの2002年を制したのは、恐るべし平均年齢十代、変態集団コーラルのデビュー盤ということにしておこう。衝撃度、内容、視聴数どれをとってもオレの中でこの順位にふさわしい大傑作であったと思う。凄い才能を持ったバンドだよ。今後も頑張っていただきたい。


2位  『Up The Bracket』 THE LIBERTINES
1位の座こそコーラルに譲ったけども、この年一番聴いた一枚はこれ。本当にかっこいいロックンロール、リアルなロックンロール、待っていたのはこれだ!と思わせる高揚感。素晴らしいバンドが出てきたね。下手すぎるのにこんなに気持ちが踊るとは。


3位  『A Rush Of Blood To The Head』 COLDPLAY
オレの中の流れ上新人に上ふたつを譲らせたけど、ばっちりっしょ。出来としては今年度トップ。個々の楽曲完成度、トータル感申し分ない出来だ。アレンジも魅力的でバンドとしての実力の高さを見せつけた一枚。代表曲といえる曲が何曲もあるところがまた凄い、只々驚嘆に値。


4位  『Last Broadcast』 DOVES
一聴しただけで素晴らしさに気づき、聴けば聴くほどに味が出て、その日の気分によってベストトラックが変わるという歴史的名盤ですね。且つ全編に漂うスケールと光彩は圧巻の出来。これを聴かずして死ねませぬわ。


5位  『()』 SIGUR ROS
今作も神々しき作品を生み出してくれましたシガロス。この人たちの場合、音楽性が崇高すぎてあんまり口出してあーだこーだいうもんじゃないやなぁ。とにかく聞いて、唸ってください、としかね。もう行くとこまで行っちゃってください、ホント。


6位  『See This Through And Leave』 THE COOPER TEMPLE CLAUSE
これまた新人の秀逸盤であります、クーパー。その爆発力たるや、末恐ろしきバンドである。前年は完全にUSロックンロール勢にしてやられただけに、UK界にとってうれしい逸材だろうなぁこういう全てを兼ねそろえたようなバンドは。


7位  『The Release』 PET SHOP BOYS
何度聴き狂ったことか、そしてこれからも聴く度に感動するんだろうなぁ、という「Home And Dry」や「I Get Along」なんかを収録しているこの作品。本来の彼ら路線とは違うが、とりあえず素晴らしいポップな曲が散りばめられた名作です。


8位  『The World Is Mine』 くるり
邦楽に関しても当たっとる年である2002年。なかでも頭ひとつ抜けてるのはくるりのこの作品であるように思える。エレクトロ主体に移行して完成度をぐっとあげた一枚で、くるりの中でも、好き嫌いは別として作品の持つ雰囲気、オーラはこれが格別。


9位  『White Blood Cells』 THE WHITE STRIPES
これ、2001年だったとずっと思っていたよ。2002年だったのね。とりあえず9位、ということだがレビューの方にも書いてある通り、このバンドは恐ろしいくらいライブで楽曲に命を与えてくるので、その作品としての真価はとても計ることができません。


10位  『Heathen Chemistry』 OASIS
やはり往年の作品と比べてしまうのは寂しいところではあるが、メンバー交替によるバンドアンサンブル格段のアップと、まぁなんだかんだいい曲が入っていますということでこの順位。もう一枚くらいかつてのような鳥肌立ちまくりの作品を聴きたいところです。


11位  『Highvision』 SUPERCAR
ここ日本で、完璧にやりたいことをやりながら成功しているバンドというものは本当に少ないんだろうけど、その数少ないバンドの仲間入りを恐らくこの作品でバッチリ果たしただろうな。彼らの音楽性や世界観がよく見え、且つ巧みに反映できている作品。


12位  『Light, Slide, Dummy』 MO'SOME TONEBENDER
とにかく楽器隊の勢いやバンドアンサンブルが凄い。凄い。へこむ。激情であり混沌であり・・ダークだ。こんな凄まじい作品は彼らにしか作れないだろうなぁー。これは、ひとつの高みに登ったと考えていいんじゃないだろうかね。


13位  『True Skies』 THE SHINING
ま、ちょっとトータル的インパクトがイマイチということでこの順位なんだけど、そのメンバーから始まり実際の楽曲やアレンジ等々、UK好きにはたまらない要素満載のうれしい一枚でした。やっぱりヴァーヴは凄いバンドだったんだなぁというのを再確認したりもして。


14位  『Num Heavymetallic』 NUMBER GIRL
ただでさえ独特の世界観を持つバンドだったのに、和なテイストでありラップであったりとさらなる世界を構築したこの作品。曲の良し悪しの差が大きいのが難か。しかし残念無念、ナンバガの最後の作品となってしまいました。南無。


15位  『Highly Evolved』 THE VINES
オーストラリアからの刺客、ヴァインズのデビュー作。とにかく「Get Free」が光りまくってますな。どうしてもオルタナ感が先行するけど、実は繊細なメロディを書けるバンドなんです。それをもっともっと見せ付けてやってくださいな。


次点  『Photon』 BOOM BOOM SATELLITES
日本が世界に誇れるブンブンサテライツ。その音世界は地球規格外。SF冒険モノ的なサンプリング、超攻撃的サウンドが相変わらず凄くかっこいい。まぁ凄くファンを選びそうな感じはするけど。素晴らしいんだが、もうちょい・・・ガツン!とね。いや、きてるんだけど前作並みに欲しい。