世界ってのは狭いものだ２２日

魚を食さない生活を続けているせいか、非常に刺身が食べたい。ヨーロッパにいる時にオレは決まって米症候群にかかるから、やはり旅に出ると日本食の有り難味をひしと感じてしまう。

昼過ぎにカトマンズ空港へ。サハラエアラインなんていう聞いたこともない航空会社でまずはデリーに飛ぶ。出国手続きを終えて時間を潰していると、なんとインドネパールの国境越えバスで一緒だった稲葉君という青年に出会い、その再会に盛り上がる。狭いものだなぁ。

彼は大学二年生で、初めての一人旅らしい。そういえばオレも初めてこういう当ての無い旅行をしたのが同じ大学二年生の春だった。「こんなおもしろいものがあったんすね！旅最高です」と言う彼に自分を重ねてしまうよな。



最後までインド

しかし最後の最後までインドではやってくれた。飛行機が飛ばないのだ。数時間遅れた挙句、出発時刻の深夜１時になってもまだ電光掲示板に表示が出ない。やーっと「NARITA」の文字が出たよ！と思ったら更に３時まで遅れる始末。大貧民やりながら時間を潰す中、３時台の他のフライトが何故か次々とキャンセルされてゆく。オイ、勘弁してください。明日卒業式なんですけど。

まさか本当に・・・と思ったが、３時半になんとか飛んでくれた。もうこの際飛んでくれればいいよな。飛行機は成田に着くまで大爆睡。そして時間は大幅遅れて昼時に成田に・・・着いてしまったな。

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今回の旅は今までで一番「人に触れた」旅だったように思える。最高にして最低と名高いインド、憧れの国ネパール、この二国を訪れたことは間違いなく正解だった。

学生生活の中でオレは何度か旅に出て、色々なモノを見て、多くの人と出会った。この経験は間違いなくオレの糧となってゆくだろうし、かけがえのないものとしてずっと留めておきたいと思う。


旅は最高だ。