タイ旅行の余った金で国内のどっかに行けないかなぁーと、ふと思いついた。9月も半ば、夏休みが終わろうとしていたある日の朝のことだ。
どうせだったら前々からの憧れの地であった白神にいっそのこと行ってしまおうと考えた。そしてその日のうちに青森県弘前市行き深夜バスの予約と現地での白神バスの予約を入れ、思いつきだけの計画が始まった、のである。
都会を一人離れ、雄大で懐の深い白神山地を肌で感じた数日間のこと。