どこかなつかしさが

街をぐるぐると迂回しながら駅方面に向かって歩く。何というか、うーん、こういう景色って、昔オレの地元にもあったような気がするなぁ。それはデジャヴ的な話とかではなくて、こういう風景がオレたちの街ではもう失われてしまった、ってこと。前のページの写真のような古臭くもあったかいような風景、大切だよ絶対。これをなつかしい、って思ってしまうオレは自分でちょっとさみしかったりしたなぁ。



郷土料理を食う

民宿に荷物を置き、ちょっと休んでから夕飯を食べに外に出る。外は・・まだ8時前なんだけどなぁ。なぜこんな静まり返ってるんだ。居酒屋くらいしかメシ食うとこないじゃん!オレ的にはここらへんの郷土料理を食べたいんだけどなー。前に四万十川に行った友達が宇和島郷土料理である「さつま」を激押ししていたが、これといった郷土料理のない藤沢にいるオレとしてはいいなぁというのがあった。ということでなんとか食ってやろうと探し回った結果、ありました。じゃっぱ汁・けの汁定食やってますみたいな看板を見て!これだ!って入ったらそこはスナック。ん?はじめてスナック入りましたよ。いましたよママさんとか。まぁ応対してくれたのは綺麗なお姉さんだったけど。で、頼みました、その定食とビール。

結論から言うと凄くおいしかった。変わった料理ではないけど、でもこの地方ならではの料理。まずはじゃっぱ汁。「じゃっぱ」というのは津軽弁で「いらないもの」という意味だそうで、つまりタラの味噌アラ汁といった感じ。けの汁は、細かく角切りになった野菜と山菜がたくさん入ったやっぱり味噌仕立ての汁物。郷土料理食べたかったんすよ、と言うと、おねえさんやママさんは、「こんなもんくらいしかないですけどねぇ」って津軽なまりで話してた。いやいや、これは素晴らしい料理ですよ。ちなみに上の写真はけの汁です。

店を出たのがだいたい10時くらいだったのかなぁ。もう街は静まり返ってるもいいところ。こっちでいう夜中の3時くらいの雰囲気になっている。街自体も早寝早起きなのかな、そんな風に考えながら宿に戻る。ドラゴンボールがあったので、適当に読んで寝ることにした。明日は朝遅刻できないからね。