忠と義の街へ22日

何を勘違いしたか、タケシと雄一が飛行機に乗り町に行くと言い出す。いやいや、いくら昨日楽しかったからってその考えは半端じゃなく無謀。今日の夜には戻ってこなければならないうえに既に昼近くなっているこの状況で、どう考えても時間的にも金銭的にも勿体無い。「飛行機で35分位だし行けるっちゃ」と言う雄一、飛行場までの時間やフライトのタイムスケジュール等他にも要因はあるというのに。やっぱりこいつらどっか抜けとる。笑った。でも「行こう」という意志は良いんでとりあえず行ってみろ!ってことになる。電脳啓介はこの日も台北で電脳ショッピングをしとった。

オレときぐっさんで素敵な風景を探す。とりあえず淡水という街を目指しつつ、途中の最も名前の格好良い駅で降りてみよう、という意味のわからないルールで、それならばということで「忠義」という駅で降りてみることにする。忠と義の国日本の民の我々としては見逃せない、ということで即決。降りてみると・・・いやぁ、なーんもねぇ!



音と風があればいい

でもこの何もない感じがいいんだよな。駅前に捨ててあった…わけではないと思うのだがそういうことにしたチャリに二人乗りしながら、だーれもいない田園風景の中をキーコキーコ進む。流れていく暖かい風が気持ちいいぜ。音楽を二人で片耳ずつイヤホンで聴きつつ、その風景を見ながらボーっとする。これだな。

↑向こうに見えるのは駅。

↑梅の花も咲き出していて。



淡水にて茶

昼からビール飲みながら飯最強。そして夕方、淡水に到着。海に沿って街があって、歩くと烏賊を焼く香りと潮の香りが交じり合って心地良くなる。ここは水の都なんだな。しかし何だか風が冷たく雲行きも怪しいぞ。ひととおり歩いて雰囲気を堪能した後は、海の見渡せるおしゃれなカフェで茶ー飲みながら少々まったり。店員の女の子が、そんなにかわいくないのに雰囲気だけで最高レベルにもっていける、凄まじき雰囲気美人。

↑観光客や地元民でにぎわってました。



士林夜市

夜啓介と落ち合って、台北最大の夜市と名高い士林の夜市に行く。凄い人だ!地元民は勿論、日本人はじめとした観光客もめーっさいるし規模は基隆のよりも大きいね。でも広い分雰囲気が分散されるというか、基隆の夜市の方が活気があったような気がするなぁ。まぁでもそれは昨日は初めての夜市だったから、ってのもあったからだろう。ただ、飯は圧倒的に基隆の方が良かったな。基隆は港町なだけあって、海産物が中心なんだよね。だから昨日あって今日ない料理ってのが沢山あって残念だった。ハマグリ食いたかったー!とはいえこういう祭の夜店的な空気感、楽しくないはずがないよな!堪能しまくりでした。

夜戻ると、タケシ&雄一が!ワクワクしながら話を聞くと、やっぱりな、飛行機には乗れず近場の街に行ったと。しかも疲れただけで今日は何だか失敗だったと。はは、そんなもんだよな。

そして最後の晩、今日も宴会ですよ。大学生活4年間、長いようで実に短かった4年間、この面子では本っっっ当によく遊んだ。楽しいこともやばかったことも色々あったが、う〜ん、あっという間だったなぁ。。。