今日も歩く歩く。27日

朝、なんてすがすがしいんだ。大自然の中で目を覚ます、これ即ち最強。というか寝すぎた。二人して爆睡だったためみんなに笑われた。オレはウィルスのおかげで夜中何度も起こされてたんだってば。朝ごはんを食べて一息ついて、またトレッキングだ。事前にエイが「今日は山を登ったり降りたりするよ」と言っていたが、なかなかアップダウンが激しいぜ。暑い暑い、汗がつゆだく。

そして二度目の滝つぼだ!いやぁ二日ともウォーターフォールがあるなんてなんて粋な計らいなんだ!むっちゃ気持ちいいからねぇ、これ。昨日とは違ってここは滝がすぐそばにある。修行僧のように滝に打たれたよ。自然の水が一番だね、やっぱ。そんなこんなで何時間か歩いてトレッキング自体は終わり。昼食を済ましてまたトラックに乗ったのであった。

↑こんなとこをのぼったりおりたり。



象といかだ

ついにこの瞬間が来た。象ちゃんである。そもそも象に乗るには、というところを考えてから申し込んだこのトレッキングツアーである。象に乗るのはもちろんはじめて。よーし、がんばってくれよー象よ。まず驚いたのは目だね。こんなにも優しい目をしとるのか!その慈愛の深さに沈み込んでいきそうだ。全てを見透かされて許容されているような・・・そんな優しい目だ。しかしそれでいてパワフル。一歩一歩が力強いのね、君らは。しばらく歩くと、象引きの確実に草をやってそうなオッサンが、「もっと前に座りなよ」。え、いいの?ということで、象の頭の上にも乗せてもらいました。肌は分厚くて頑丈そうだったなぁー。途中鼻しぶきを浴びたりなんかもしたけど、でも最高な気分なので全然良し!!

↑御苦労様です。

いかだに乗りました。川下りってやつです。はじめはそんな乗り気じゃなかったんだけど、いざやってみるとおもしろいことこのうえなし!!もちろん途中の激流で落ちかけて下半身はぐしょ濡れですよ。しかしみんなハッスル!他のいかだごときに負けてたまるかってんでオレとパパで漕ぎ役を交替しながらハッスルだ!てか途中からいかだがばらけてきてて、オレがいた後方は最後の方一本か二本で足場を保っていたぞ。でもその適当さ具合がいいね!!



最高の出会いに乾杯

川下りにて終了、後は各々のホテルに送ってくれて終わりです。すると、ここで何とオーストラリア一家がオレたちに、「夕飯をごちそうするから一緒に食べないか?」と誘ってきてくれた。マジですか?なんと最高な家族なんだ。シャワーを浴び約束の時間に待ち合わせ、明らかに2,3人しか乗れないトゥクトゥクに一家+ジープさん+オレらの7人で無理矢理乗る。なかなかエキサイティングであった。

着いたのはおしゃれな感じのタイ料理レストラン。ジープさんいわく、歌手なんかがよく歌いにくる有名なレストランなんだと。いいのかなぁ・・。安旅行のオレらからしてみれば眼中にないはずの場所だ。いい景色にいい音楽、いい料理にそして何よりもいい人たち。こんなに染みる経験をさせてくれるなんて・・・大感謝である。最後まで、ずっと笑顔で話し続けてきてくれたパパ、ママ、ティガンにステファニー、それからジープさん。どうもありがとう。

楽しい時間には終わりが来る、それはわかっていたことだ。オレたちは9時半の夜行でバンコクに戻らなきゃいけない。わかっていたことなんだけど名残惜しいもので。もっと話をしたい・・・不覚にも別れ際、グッときてしまった。「泣くんじゃないの、男の子でしょ」と抱きしめてくれたママさん、背中の大きなパパ。泣きたい時は泣けばいいんだ。この涙にはおおいに価値がある。

チェンマイ・・・ oishi 街だったな。