朝、アユタヤに行くぜ23日

前日の夢から気を取り直し、今日はアユタヤに行くぞ!徒歩でホアランポーン駅に。ここで車掌が行き先を打ち間違えたのかオレの語学力が駄目すぎたのか、切符にまったく違う駅名が記載されていることが判明。切符切りが驚いて切符を注視する。隣に座っていたおっちゃんが「ホントにここに行くの?」と聞いてくる。それもそのはず、その駅に着いてみると、なーんもない田んぼだけの駅だったからだ。「ちがうちがう!アユタヤに行きたいんだよ」と言うと、何か知らんがそのままの切符で行けてしまった。何だそれ。いいのかなぁ・・・3等列車の仕組みはよくわからん。

到着!川を渡し舟で渡り、目星をつけておいたホテルに行ってみると、どうやら改装中だったみたいだ。休みなんだと。まぁいっか、んじゃどこ行こうかなぁと考え出した瞬間、恰幅の良い広島弁の姉ちゃんが現れて、超ぼろいけどその分非常に安いホテルを紹介してくれた。さんきゅー姉ちゃん。



ワット・ラーチャブラナ

自転車をレンタルしてふらふらっと遺跡巡りに出かけます。とりあえず手近にあったワット・ラーチャブラナに行ってみる。とりあえずで訪れたんだけど、しかしここが一番良かった気がする。なにせ、遺跡の搭上にのぼれたからね。最高じゃないか。アユタヤ遺跡群を見下ろしながら風に吹かれているんだ。自分に浸る、世界に浸る。自分が世界なんだ。こういう感覚はずっと大事にしていきたいもんだよな。

↑のぼれるし中にも入れる。

タイの女の子5人組が日本語で「コンニチワ」って挨拶してきてくれた。突然のことに面食らったが凄くうれしかった。こういう何気ない向こうの人たちの気さくな部分が凄くあたたかい。君らのような子たちが次世代を担えばタイの将来はきっと安泰だ。・・・ってオレも次世代の日本の一員なんだが。



ワット・プラマハタート

昔ここには45m級の仏塔があったという。確かに何かでかいものが建っていたような土台が存在している。頭部を落とされて並ぶ仏像が、存在しない口でビルマとの戦争を経てきた哀しい歴史を物語っていた。そしてここには樹にとりこまれてしまった哀れな仏頭がある。で、写真に一緒に写ろうとしたら怒られた。どうやら、同じ写真の中で仏頭より高い位置にオレの頭がくる、というのが失礼に値するらしい。そうか・・むずかしいなぁ。しかしこの仏顔、ガイドブックに載ってる写真より怒りに満ちた顔をしてないか・・・?

↑歩くことが楽しい。