帰ろう22日

そもそも旅のメインがイエメンなので、ドバイで満足するほどの金も持ち合わせていないし、またそんな場所に行きたいとも思っていない。ここはリゾート気分を満喫しに来る場所であり、とにかく金を持っていないとおもしろくない街だということがわかった。散歩をし、ジュースを飲み、メシで腹を満たし時間を潰していくが、すぐ暇になってしまったのだ。

夜も更けてきた頃空港へ向かう。タクシーを拾ったが、10分位で中心地から空港まで着いてしまうことに驚き。これだけ空港が近かったらどんなに便利でうれしいことか。成田空港の不便さを呪う限りである。空港に到着しても出発の午前3時まではまだまだ・・・。

空港内にはおしゃれな店がけっこうあるので、お茶をしたり店をまわったりして時間を潰すが、なかなか時間ってのは過ぎてくれない。この一週間は一瞬だったというのにな。





『幸福のアラビア』

この意味をどこまで理解することができたのか、それはわからない。しかし訪れたオレに対して人々は、そしてこの国は、優しくその手を差し伸べてくれたことは確かだと思う。それを感じることのできる土地であり、それを誰もに感じさせる部分がこう呼ばれる所以なのだろう。

旅をすることで見えるものがある。