都会コロンボ13日

翌朝、「グッドラック!」とイタリーNGOと別れて一路コロンボへ向かう。行きは景色どころではなかったので、帰りはもう少し景色を楽しみながら帰ろうかなと思う。
凄い景色だな。紅茶畑が遥か彼方まで拡がっていて、突如川や滝などの水資源が現れる。評判通りの車窓の素晴らしさだ。ひとつ等級の高い二等列車だったのだが、それでも話しかけてくれる人たちは多い。船乗りだったというお爺さん、四ヶ国語を駆使するエリートのワムという男など、優しい人たちが満載だ。

7時間ほど揺られいい加減だるくなってきた頃、コロンボに到着。コロンボは現在実質の首都ではない。首都はみんな御存知、こぞって覚えたであろう、スリジャヤワルダナプラコッテだ。しかし新たに首都となったスリジャヤ〜は決して良いとは言い難い国内情勢により開発が思うようには進んでおらず、国会議事堂がポツンと建っているのみだという。スリランカの中枢は、政治、経済、人口、交通すべてにおいて中心的役割を果たすここコロンボだ。

当然のように栄えている。駅前にはバザールが道に沿って拡がっている。ずっと遺跡都市・高原都市を周ってきたため、このような賑やかな街は初めてだ。猥雑な空気に気分が高揚してくる。

中心部バスターミナルそばにある、1泊200円ほどの薄暗く狭い監獄のような部屋を借りて荷を解く。活気に溢れる街を歩いてみよう。

↑街に出てみようか。



厳戒態勢下

コロンボの歴史は占領の歴史でもある。植民地として発展してきた街であるため、街中にはコロニアル洋風建築が多い。俺は基本的に途上国を旅していて近代化した街に興味を抱くことはあまりないのだが、ここコロンボはなかなかおもしろい。局部的に近代化していて、少し裏に行くと廃墟が建ち並んでいる。しかも軍隊がその中に多く控えている。

今は外相暗殺により非常事態宣言中、反政府集団LTTE、通称「解放のトラ」との関係もかなり緊張したものとなっている。あらゆる道を封鎖していたり、いたるところに銃を持った軍人が立っていることから考えると、中枢機能を持つここコロンボはかなりの厳戒態勢を敷いているようだ。

しかし街はいたって平和で、夕方はちょうど帰宅ラッシュ時。家に帰るであろう人々、バザールで買物をする人々で街は今日も賑わいを見せている。こういう平和な雰囲気がずっと続いていればいいのにと、切に願う。

 今日の夕飯はチキン・ブリヤーニ。カリーばかり食べているスリランカだがたまには違うものを食べる。鶏のだし汁で炊き込んだ御飯だな。これも最高に旨いのだが当然の如く激辛。スリランカの旅は痩せそうだ。