FUJI ROCK FESTIVAL '09

7月25日     7月26日     7月27日

去年の大所帯フジロックが楽しすぎたので、今年も手広いメンバーで行くこととなりました。俺、伊藤夫妻、マサ、大ちゃん、次郎ちゃん、もっちん、女帝様、ジンと、やっぱり人数多いと楽しいよな。

しかし今年は天候に恵まれませんでした。ひとまず前日、仕事後に集合してテンション高く出発するものの、ドシャ降り…。現地に着いたらやんでるべ!と勇んで到着するものの、ドシャ降り…。夜中2時に到着し、雨の中荷物を運び、テントを建て、4時頃に力尽きて寝る。。。前日は乾杯したいけど、そんなノリじゃねー。





フジロックは、朝は大抵快晴なのだが、2009初日は前日からの雨をそのまま引きずり、ドシャ降りスタート。起きて、溜息。「やんでねー」「このまま寝てようか・・・」「だりー」と三々五々。


寝ててもしょうがないので、一発目のスカパラ目指してテントを出る。外は相変わらずのドシャ降りなのでカッパを着ていざ出陣!雨は降ってはいるがやっぱりフジロックの空気感は健在だな。


スカパラ!!あーーー、晴れてたら最高の一発目だったのになぁー、雨なのに楽しいんだからな。…と嘆いても仕方がない。苗場の山は本当に運次第なのだ。


各々の見たいステージに散る。そしてまた集合して楽しんで…ってのがフジの良いところ。UKロックの至宝バンドDOVESは相変わらず日本人気イマイチで人少なめで外人多しだったけど、グリーンステージに響き渡る「Pounding」はやっぱり最高だった。


慢性的に雨がずっと降っている。初日からこれでは先が思いやられるぜ。ところ天国も晴れていれば最高なんだけど、これではなかなかくつろげないね。やっぱりずっとドシャってると、ビールも飲む気にならないし、体力の削られ具合もハンパではないんだよねー。


この日凄く良かったのは、実は日本勢の人々。印象に残っているのは、WHITE STAGEのCHARAとハナレグミ。CHARAは後から知ったんだけど浅野と離婚当日だったとかで憂いあるステージで迫真ものだったし、逆に永積タカシは雨をものともしない超ピースでハッピーなライブだった。初日のグッドアクトはこの2組で決まり!


トリは今年のフジロック最大の目玉であるオアシス!1曲目「Rock'n Roll Star」はテンションあがるぜー。でも正直朝から晩までドシャ降りだったことに加えここに来てさらに雨足が強くなってきている。俺みたいにずっと昔からオアシスばっか聞いてきたような奴でさえ正直ちょっと辛い、皆の体力は限界だ。

選曲は抜群の良さ。でも「Don't Look back In Anger」はアコースティックVer.じゃなくてバンド形式でやってほしかった。。。orz  しかしいまやノエルが脱退してしまったので、ある意味最後のオアシスを見るチャンスだったわけだ。貴重だ。

オールナイトフジはなんと川の増水とオレンジコート泥地化により急遽中止。。。そりゃこれだけ降ってりゃーな。むしろ後ろ髪をひかれなくて済むから中止になってくれてよかった、かも。





バキバキの快晴ーーーー!!!!

と叫びたいところですが、実は俺はこの日同僚の結婚式だったもので早朝東京に向かい、みんながきたねー格好してビール飲んで屋台飯食って音楽聴きながら寝てる頃、スーツに着替え受付なんぞをし「本日はおめでとうございます」とか言いフレンチを食いGREEEEENとかを聴かされ、披露宴後トンボ帰りという超強行日程。ありえん。いや、結婚式自体はとても良かったですけどね。

まぁ、なもんでこのフェス唯一の快晴だったという朝〜昼の時間帯はもちろんいねー orz さらに戻ってきたら天気悪いし…。2日目は正直見たいアクトがそんなになかったので、太陽のもと、みんなでグリーンステージでぐだぐだ酒飲んでたという話を聞いて、超悔しい思いをしました。


フランツ・フェルディナンドはまぁまぁ。グリーン向きのバンドではないけどね、イギリスでは既に超大御所の彼らです。

それよか、深夜レッドマーキーが楽しみでした。でも正直80kidzは微妙だった。同年代に厳しい俺たちの評価が辛いというのもあるかもしれないけど、CD聞いてるのとあんま変わらんかったのが残念。それよりもその次に出てきたThe Bloody Beetrootsって人らのDJプレイがクソアグレッシブでフロアの雰囲気読んでガンガン上げてきて最高だった。





この日はなんとなく降りそうで降らない天気がずっと続き、やっぱり途中ザーザー降ったりしたことはあったものの、総じてみればまぁなんとかもってくれた天気だったかな。ってのも初日のインパクトが強いから軽く感じちゃうんだろうけどね。


でもとりあえず雨が降ってねーってそれだけで酒や飯の進み具合も全然違う。今年は出店者の人らは大打撃だっただろうなぁ。


一発目は注目株のピアノジャックから。曲自体とピアノの技術はハンパじゃなかったんだが、カホン叩いてる奴がキャンキャンうるさすぎてアウトだった。デデマウス臭がむんむんにしてこりゃあかんわ。


ところ天国、奇跡的に太陽が覗いた瞬間。あーやっぱフジロックは晴れてねえとなぁと思った一瞬。


タイムテーブル的に一番魅力的だったのがこの3日目、ダチャンボ、ロボ、渋さ、ディスコビスケッツの展開は問答無用。ダチャンボ時はカオスなステージに盛り上がりました。こいつらは何度見ても飽きないぜ!逆にロボが上がりきらなくてちょい惜しかった。時間の短さと時間帯の微妙さと選曲のアグレッシブさが足らんかった。


あっというまに過ぎるフジロック。最後の晩も一瞬にして過ぎていくのだろう。来年も来るしかねーなと皆で話しつつ。


渋さ知らズはやっぱり楽しかった。オレンジコートと言わずグリーンステージでやってほしかったね。ステージ後、ディスコビスケッツ少し見て、グリーントリのWEEZERへ。良かったけど、ドラムのやつが何故かギタリストに転向してて(しかもリードギター)、曲によってはボーカルとったりもしてて変な感じだった。いや、リヴァースの唄とギターが聞きたいんです私は。





来年も固いな、こりゃ。今年の総括としては、とにかく天候に恵まれなかったのがもったいなかったかな。あとはフジロック中に結婚式行くもんじゃない笑。なんというか半端に東京にて現実感のあるイベント行っちゃうと、心が中途半端で苗場にどっぷり浸かった気になれない。でも相変わらずのフジロックの空気感と別世界具合は健在でして、しんどかった今年を経ても「まぁ来年はいいかな」とか全く思わないのが凄いね。